NFT PL磯 1号-630 (磯竿)

ヤフオク！で落札されました。つきましては「売却済」となります。

再入荷はわかりません。古物品は時の縁なのでいつ同様の物が当方の手元に巡ってくるかは誰にもわかりません。時々「あの商品の再入荷はあるか？」と問い合わせがありますが、古物品で同等の物が巡ってくることはほとんど無いとお考えください。また似通った商品がいつ入荷するかもわかりません。古物品とはそのようなものです。ご理解くださいませ。

NFT PL磯 1号-630。中古品です。
1号の磯竿です。長さは6.3mより先を2cmほど詰めて少し短くなってます。

数年前に釣具屋店頭で訳有り品として売られていたものを購入し当方で3回ほど使用しました。釣行回数が少ないので竿の程度は綺麗だと思います。
店頭での訳有り内容は、店頭で陳列していたらいつのまにか穂先が2cmほどのところで折れていた。それを釣具屋が先詰修理をして訳有り品として販売というものです。

当方は、新品や完全品にこだわりはありません(釣具は使ってなんぼ、使いやすければそれが一番主義)ので、穂先詰修理されただけで半額程度になっている竿を大喜びで購入したのでした。
でも1号の竿ってどうだろう(私の用途とちょっと違う)。でも６．３mもあるぞ。竿も軽いぞ。そもそも１号の長竿も試してみたいぞ。それよれなによりあのNFTの竿だぞ。と、いろんな理由を付けて購入した竿です。
しかし、この数年の間でたったの３回しか使っていないということでわかってもらえるでしょうか？私の釣り方ではマッチしなかったのです。けっして竿が悪いわけではないです。私のターゲットには辛い竿だったのです。
当方がメインにしている釣りは、「活アジの呑ませ釣り」で道糸に針を直接つけて防波堤の上をうろうろアジを連れてお散歩するスタイルです。

当方なりでの使った感想を記しておきます。(一般的にはこの手の竿は、ウキ釣りやフカセ釣りといった用途だと思うので、当方の感想は無意味かもしれませんが使ってみた意見を正直に記しておきますので参考になれば幸いです)
魚を掛けるまでは、穂先の感度もよくてエサの活鯵の泳ぎが手に取るようにわかり抜群です。鯵が魚に追われて暴れる感触がビンビンくるんです。そりゃー楽しい竿です。
しかし、4Kgぐらいのメジロをかけてしまったらもう大変です。竿が思いっきり「つ」の字になります。のされることはなかったのでとてもいい竿なのですが、正直なところこの竿で3Kgを越えるような魚の取り込みはしんどいです。
そうやって試し釣りで2回使用しました。そして最近になってヤフオクに出品するかと思い、最後の思い出にと近所にハネのエビ撒き釣りにもって行きました(これが3回目です)。ハネくらすならこの竿でちょうどいいだろう。という考えです。
錘負荷といい長さといいエビ撒き釣りには最高です。3投目ぐらいに20cm程度のセイゴでホイとゴボウ抜き。そしてしばらくして45cm程度のハネで最高に楽しめました。この竿のしなやかさは、このクラスの魚には抜群ですね。
そんな中、当日最大サイズの72cmのもうすぐスズキというクラスをかけまして…
スズキの最初のフタノシに苦戦しました(スズキ釣ったことある人なら最初のドカンの引きはわかるでしょ)。海面に一気にグーンです。1号竿はこのフタノシがしんどいです。
あとは、水面でバシャバシャとか、スズキが突然我に戻って海底へ向って突進といったのは長竿の威力でどうにでもこなせます。ということで10分ほどいじめてぐったりさせてから取り込みとなりました。
つまり出品前に実際に釣りに行って試してきましたので竿は大丈夫です。
ともかく1号竿のしなやかさ(柔らかさ)のせいで、大物の突然の突っ込みにどうしてもワンクッション遅れます。その分、細ハリスで繊細な釣りが楽しめるのでしょうが、私が主体にしている釣り方と用途が違います。
あっ。そうそう。この竿は縁起の良い竿かも知れません。私が3回使ったかぎりでは、3回とも大型の魚を釣り上げてます。うーん。そういう目で見ると手放すのが欲しいのですが、結局のところ用途が違う竿は出番が少ないので手放します。
この釣方で食いついてくる、大型のエソや、メジロクラス、80cmクラスのシイラといった魚には1号竿は大変でした。(この竿で実際に釣り上げてます)
やっぱり私の用途では2号の磯竿がベストなのだろうと改めて納得した次第です。

3回の釣行なのと大事に使ってきたつもりなので目立つキズはないと自負してますが、釣具は使う上でどうしても小キズがついてしまいます。重箱の隅をつつけば小キズはあるとお考えください。
もちろん小キズ程度なので問題なく実用できます。

6.3mの長竿は店頭で買うと結構すると思いますので、「とりあえず長竿ってどうよ」と長竿入門には最適だと思いますよ。