KENWOOD LS-1001

ヤフオク！で落札されました。つきましては「売却済」となります。

再入荷はわかりません。古物品は時の縁なのでいつ同様の物が当方の手元に巡ってくるかは誰にもわかりません。時々「あの商品の再入荷はあるか？」と問い合わせがありますが、古物品で同等の物が巡ってくることはほとんど無いとお考えください。また似通った商品がいつ入荷するかもわかりません。古物品とはそのようなものです。ご理解くださいませ。

KENWOOD LS-1001
ケンウッドのブックシェルフサイズの高級スピーカです。このサイズにしては、どっしりと重たいスピーカです。
バブルで景気がよかった時代に、Ksというケンウッドの高級ハイコンポシリーズがあったのですが、そのシリーズのスピーカです。
当時はまじめに資金投入して設計していたので、後になってこのスピーカを単品高級オーディオ製品として販売されました。単品スピーカでの製品型番は「LS-300G」です。当方のものはコンポセットものなので型番は「LS-1001」となります。
当時のフラッグシップだったので今でもインターネットで検索するといろいろな情報が出てきます。
単品型番の「LS-300G」で詳しく仕様を紹介しているページがありましたので、「どんなスピーカやねん」とウンチクを知りたい人はそちらをご覧ください。
いろんなオーディオのことを詳しく紹介しているオーディオの足跡さんにて「LS-300G」を紹介しているページは次のところです。
http://www.audio-heritage.jp/TRIO-KENWOOD/speaker/ls-300g.html

素人がメジャーにて計測した概算サイズは、幅21x奥31x高34.8cmです。重さは7.9Kgでした。(素人計測ですある程度の誤差はおゆるしください)
スピーカ後ろ面に「MAXIMUM INPUT POWER 60W」「IMPEDANCE 8ohms」と記されています。
ケーブルターミナル(スピーカ線を差込金具)も高級品らしく金メッキ金属製の綺麗なものが取り付けられてます。もちろん高級機なのでバナナプラグにも対応しています。
スピーカのユニットには破けはありません。もちろん各ユニットから音が出ております。
サランネットはホツレや破れもありません。
概観はパッと見には気にならないのですが、あちこちにキズがあります。
特に1本のスピーカの天井になにか物を置いていたのか、丸い置物の跡と天井の後ろの方にちょっと目立つキズがあります。しかし天井なのでスピーカを設置してしまえば気にならないところだと思います。
サランネットの上角部分にホコリのような汚れがあります。当方で素人掃除も検討しましたが、へたな洗剤を使って変色でもしたらもったいないかと思い、現状のままにしておきます。購入者にてサランネットは綺麗に掃除してください。
エンクロージャー(箱部分)は、硬く絞った雑巾でからぶきだけしておきました。

音質については、当方の私感といった断りをしれた上で次の感じです。

箱の容積では考えられない音が出ています。店頭実売6万ぐらいのコンポのスピーカから出てくる音とは大違いです。
スピーカが重たいからなのか箱鳴りは感じませんでした。箱鳴りが無いためなのか左右の音の像がきれいに結ぶポイントがあり、その位置で音を聞くとスピーカの存在を感じなくなります。
このサイズでこれだけの音表現ができているのには正直驚きました。
しかし、小形なので大型スピーカのようなビシッと締まる低音はありません。
低音域はどちらかというと膨らました感じで音切れがわるくなってます。でもこのサイズのスピーカなら十分な音作りだと思えます。
スピーカ背面に低音を出すためのダクトがついてます。ついては壁からどの程度はなれて設置するかによって低音域の表現が大きく変わりました。
設置方法によって大きく音の雰囲気が変わるようなので、その辺りは試行錯誤して突き詰めればポテンシャルは高いと思います。
ボーカルは綺麗に聴こえます。ごちゃごちゃしたオーケストラの音もバラバラな音にならずにスッキリとした音で像を結んでいます。
ともかくこのサイズのスピーカなら十分な音質だと思います。
小形のピュアオーディオ用途はもちろん、サラウンドシステムのサテライトスピーカとしての応用もいいかと思います。(サラウンド用途にはもったいないかな？)
（音質については個人によって感じ方は違うと思います。参考程度に読んでください。）