Aurex SS-L50S

ヤフオク！で落札されました。つきましては「売却済」となります。

再入荷はわかりません。古物品は時の縁なのでいつ同様の物が当方の手元に巡ってくるかは誰にもわかりません。時々「あの商品の再入荷はあるか？」と問い合わせがありますが、古物品で同等の物が巡ってくることはほとんど無いとお考えください。また似通った商品がいつ入荷するかもわかりません。古物品とはそのようなものです。ご理解くださいませ。

ホーンツィーター搭載の3Wayスピーカです。古いものだと思いますが当方で視聴してみたところ、「おおっ」と驚嘆する音でしたので出品してみました。もちろんですが中古品です。古いなりの外観なので熟読された上で検討してください。
現状にて各ユニットから音が出るのを確認しております。当方の耳で聞く限り音に問題はないかと思います。逆にこの古さでこの大きさでこれだけの音が出るのかと驚きました。
ホーンツィーターやリングツィーターを搭載しているようなスピーカーは大概往年の名機といわれるタイプなので、この機種もそうかと思いインターネットを検索したのですが、詳しいウンチクを記した情報にたどりつけず。
残念なことにAurexブランドがマイナー感があるのも事実なので隠れた名機といったものになるのではないかと思います。これだけのユニットがついてこの音なので下手な普及帯スピーカよりは良い物だと思います。

素人がメジャーにて計測した概算サイズは、サランネットをつけた状態で幅37x奥33x高67cmです。重さは約20Kgだと思います。
素人計測です。ある程度の誤差はおゆるしください。重さは秤で測ったわけではなく当方が抱きかかえて実感したサイズです。

スピーカ後ろ面に「最大許容入力 120W」「インピーダンス 8オーム」と記されています。
視聴している時にシゲシゲと目視確認して気づいたのですが、このスピーカーのユニット構成は、もしかしたらスーパーツィーター＋ツィーター＋ウーファーといった構成ではないでしょうか？
当方の憶測を書いて申し訳ないのですが、ウーファーのパイが25cmクラスと小さい目なのでウーファーにミッドの音域もカバーさせているのでは？ミッドと思われるところはリングツィーターで、もっと広域をホーンでカバーという感じなのでは？
私の耳で聴いた感じではそのように思えました。カタログなどの諸元がわかればはっきりすると思うのですが現在明確にわからないのでそうかなーという程度にお考えください。
当方の目視確認では、各ユニットには破けはありません。もちろん各ユニットから音が出ております。
ウーファーのエッジ部が古いスピーカ特有のベトツキ状態です。ベトツキはあるのですがエッジはしっかりしております。尚、ウーファーエッジの山部分対角で25.5cmパイのウーファーです。
ホーンツィーター、リングツィーターについては当方の目視にて概観不具合点はなさそうです。
アッテネーターにガリあります。操作するとジリジリというガリで音が途切れるポイントあり。音が出る位置に調整して手を放すとそのまま安定して音でてました。
ケーブルターミナル(スピーカ線差込金具)が片方のユニットのマイナス側が少しバカになってます。現状で奥までスピーカー線を突っ込んでとまりましたが、このターミナルは調整等されたほうがいいかと思います。
その他のターミナルも当時の差込方式のものなので品質はいまいちだと思います。できたら最近のネジ込みタイプやバナナプラグタイプに交換されたらいいかと思います。
エンクロージャーは、角部分に打ちキズ、メクレキズ多数です。サランネットの角部分にホツレあります。
概観は正直いって綺麗ではありません。傷があちこちにあります。
当方ではエンクロージャーを硬く絞った雑巾で軽く拭いただけなので、汚れがそのままだとお考えください。
木製家具用洗剤などで掃除したら綺麗になるかと思いますが、そこまでの掃除はしておりません。そもそもオーディオの掃除は各個人によって薬剤が云々とこだわりがあるようなので、当方で掃除はしないで現状でお渡しします。
サランネットはまったく掃除してません。ついてはホコリがいっはい付着しているとお考えください。サランネットもザブザブとホースで水洗いしたら綺麗になるかと思います。

音質については、当方の私感といった断りをした上で次の感じです。

室内で視聴したわけではありません。当方の倉庫前にて「どんな音するねん」とお試し接続したところ、「おおっ」となった次第です。ついては室内での音の表現とは異なるかと思いますがご理解ください。
コンクリートの上にダンボールをひいて、その上にスピーカーを設置です。
アンプはTechnics SE-M100、CDはKENWOOD DP-X9010の組み合わせでアンプ内臓DACを用いた接続方法で音だししました。
最初に出た音でいきなり驚きです。一発で音像があったのです。それもスピーカー配置のセンター線上であれば、スピーカ手前2mぐらいから遠くは6mぐらい(これ以上は敷地の関係で離れられなかった)の位置でもびしっと音像が合いました。
ホーンツィーターの特性が出ているのか、すごく音が華やかです。きらびやかでいろんな音が細かい粒子のような感じでプワーって広がってます。よく透明感という表現をしますが、それに鮮やかで軽やかな音がプラスされた感じです。
リングツィーターの性能なのか、シンバルといった金属系の音もしっかりと尖って存在します。
低音域はちょっと不満に感じました。バフバフという空気感はありませんが、それとなく低音がしっかり存在という感じです。
ホーンツィーターの威力だと思いますが、全体的に音がおとなしく感じるのですがすごく華があって安心して聴いてられる音でした。
こういうのはライブ関連の音を聴くべしと数枚のライブ物を聴いたのですが、思わずヨダレが出そう(下品な表現をお許しください)な臨場感になりました。
オーケストラといったクラッシック物もですが、バイオリン主体の室内楽もゾクゾク物です。ロック系のアンプラグトも最高です。
ちょっと残念だったのが、ジャズボーカルもの。女性ボーカルがちょっと引っ込んだ感じになりますが全体としてはいい感じ。
でもジャズボーカルを聴かれる方はボーカルが目の前に浮かび上がる音が好きな傾向にあるのでそういう向けではないと思います。
まったく駄目だなーと思ったのが、太鼓関係の音。鼓童を聴いたのですがあの空気感はありません。それでもツィーターのせいか奏者の躍動感だけが感じられるのです。おいおい太鼓はどこにいったのよ。おっちゃんばかりがそこにいるぞーという感じです。
もちろんというかドンシャリ系のもの、ベースパトロールとか過度に低音アレンジしているダンス系のものは駄目駄目でした。
まぁー、このウーファーサイズなので仕方ないものと思います。
それでも、ちょっとした大型コンポよりはずっとよい音です。1本10万ぐらいする高級スピーカと比較して低音は劣るが高音域はいい感じだぞーというように思いました。

実はこのスピーカは概観がキズ多数だったので、各ユニットを部品取りする目的でいたのです。(当方はホーンユニットに価値観を見出してました)
当方の手元に来てすでに半年ほど倉庫に放置したままでした。ユニット部品取り目的でしたので雑な扱いをされており、スピーカの上に別のスピーカを無造作に積み上げたりしてかわいそうな扱いをして保管してました。
先日の倉庫片付けの時に、ちょうどBGM代わりにもなるしこのスピーカーの動作確認も兼ねて音を鳴らそう。となったのです。
そうしたら「おおっ」となり、せっかくまじめな音がなっているのを解体するのもったいないなー。この状態で完成された音になっているものなー。と思い始めたのが今回出品のきっかけです。
ついては、現状の汚いエンクロージャーに入った状態のままで出品するかーとなった次第です。

オーディオは綺麗でインテリな趣味とお考えの方は絶対に避けてください。そうではなく概観はともかく音がしっかりしていればいい。私のように貧乏オーディオを楽しむのだー。という方が検討してください。
もちろん自作系オーディオを楽しまれている方の改造素材、部品取り素材としても十分価値があるかと思います。真空管アンプユーザーの方には、この高音域の華やかさと浮遊感はお勧めだと思います。

発送希望の方はエアキャップでくるんだ上でダンボールで簀巻き箱状の形状にしてヤマト運輸のヤマト便２個での発送になります。
ヤマト運輸ヤマト便は送料着払発送のみで、発送サイズは２本合計の容積換算で100kgのサイズになると思います。(もしかしたら80Kgサイズに収まるかも知れませんが100Kgサイズと考えておいてください)
スピーカが大きすぎて室内で梱包できません。天気の良いときに倉庫前で梱包することになります。ついては天候が悪いと梱包作業を順延しますので発送が遅れることがあります。あらかじめご了承ください。