SANSUI AU-α607 EXTRA

ヤフオク！で落札されました。つきましては「売却済」となります。

再入荷はわかりません。古物品は時の縁なのでいつ同様の物が当方の手元に巡ってくるかは誰にもわかりません。時々「あの商品の再入荷はあるか？」と問い合わせがありますが、古物品で同等の物が巡ってくることはほとんど無いとお考えください。また似通った商品がいつ入荷するかもわかりません。古物品とはそのようなものです。ご理解くださいませ。

メーカ様のウンチクによると、「α-Xバランス・サーキットとNEWダイアモンド差動回路を採用したプリメインアンプ」とのことです。音ででますが一部難ありです。熟読した上で検討してください。
バブル景気時代の産物で、技術者がまじめに正攻法で設計したいいアンプだと思います。
このアンプについて詳しく紹介されている他所様のページがありましたので、機能等のウンチクを知りたい方はそちらをご覧になってください。
情報が充実している「オーディオの足跡」さんの情報ページは次のところ
http://audio-heritage.jp/SANSUI/amp/au-alpha607extra.html

外観程度は右側面にエクボ状のへこみを伴うキズあり、その他はあちこちに小キズがあり。主観ですが、フロントパネル正面は綺麗なのでオーディオラックに設置してしまえば実用品としてはキズは気にならないと思います。
なによりフロントパネルがしっとり艶々な黒色で品格があります。
背面の各接続端子のメッキ部は経年による軽度のクモリがあります。アルコールなどで拭けば綺麗に蘇りそうな感じです。
こういった端子部清掃はマニアの方はいろいろとこだわりがおありのようなので、当方ではあえて端子の磨きはしないでそのままにしておきます。

・当方で動作確認した内容です。
スピーカ端子A/Bそれぞれにスピーカを繋ぎ、背面の「DIRECT NORMAL-1」「DIRECT NORMAL-2」「CD」「LINE」「TUNER」の端子にCDデッキを繋ぎ替えてテストしました。
それ以外の接続端子に繋いでのテストはしておりません。
・問題なく音出しできた事項です。
「DIRECT NORMAL-1」「DIRECT NORMAL-2」はフロントツマミの「POWER AMP DIRECT」をそれぞれの位置に切り替えるとしっかりした音がでました。もちろん左右から音が出ております。
左右両方とも、低音から高音域までしっかりした音がでております。クリアな音で輪郭ががっしりしています。ボーカルの表現が妙に艶かしく目の前に浮かび上がるようなしっとりした音に感じました。
スピーカのA/B切替も問題なく切替できました。
この「POWER AMP DIRECT」ですが、単にこのアンプのソースセレクタ等をバイパスするだけの接続端子なのかも知れません。メインボリュームの上に赤いランプが点灯し、メインボリュームだけが機能するようになります。
・問題点を見つけた事項です。
メインボリュームの操作でガリがあります。このガリですが回した時に特定の位置でのみ発生しているようなので、音量調整が済んでボリュームから手を放せば大丈夫のようです。
「CD」「LINE」「TUNER」の切り替えボタン操作で、内部で電動で機械が動くようで「ジジジ」とモータ音のような音がします。そして押したボタンに切り替わったり、別の位置に切り替わったりとセレクタ動作が挙動不審です。
「CD」「LINE」「TUNER」につないでの音出しでは右から音が鳴りませんでした(左のみ音が出る)。

以上のような状態です。
「POWER AMP DIRECT」で音を聞く分には惚れ惚れする良い音でした。
当方のような素人が意見するのも何ですが、どうもメインにあるアンプ本来のメカはしっかり機能しているが、インプットセレクタといった音源切替機構部に経年劣化に伴う接点不良みたいなトラブルを抱えているのでは？と思われます。

難ありでもサンスイ艶かしいサウンドを聴きたいので「POWER AMP DIRECT」だけで運用されるという方、または、その他不具合を修理するノウハウをお持ちの方、そういった方が検討してください。